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中学受験、志望校に「ギリギリで合格」したわが子…入学後、中高で苦しむのか
2022.11.22

令和の中学受験2 (7)

中学受験、志望校に「ギリギリで合格」したわが子…入学後、中高で苦しむのか

2022年におこなわれた首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」は過去最多を記録した(首都圏模試センター調べ)。第一志望の学校に合格できるのは男子で「約4人に1人」、女子で「約3人に1人」ともいわれ、活況を呈する首都圏の中学入試。いま業界では2025年度にそのピークを迎えると囁かれているという。

中学受験指導の世界で28年間の経験を持つスタジオキャンパス代表の矢野耕平氏が上梓し、昨年刊行し大ヒットした『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)に続く新作『令和の中学受験2 志望校選びの参考書』(講談社+α新書)では第5章「志望校選びで親が悩むこと」で保護者から寄せられた志望校選びに関する質問に対して中高の教員たちのコメントを盛り込みながら具体的に回答している。同書の内容を一部加筆訂正した8日間に渡る連載記事、第7回、第8回では2つの質問・回答を紹介する。

ギリギリで入学しても中高の勉強についていけるのか?

令和の中学受験2 志望校選びの参考書』(講談社+α新書)では「志望校選びで親が悩むこと」と題して、わたしがこれまで中学受験生の保護者からよく受けてきたご相談内容を中心に、「Q&A形式」で回答していきます。また、その質問内容によっては、中高一貫校の先生方のコメントも盛り込んでいます。みなさんのお子さんの志望校選定のヒントになれば幸いです。

Photo by iStock
《ご質問》
わが子が第一志望校に進学してほしいという願いは当然ありますが、ギリギリで合格したとしても、その後の中高の学習についていけず脱落しないかと心配です。入試の得点結果と入学後の成績はどれくらい関係があるのでしょうか?

《回答》

これはよく尋ねられる質問です。一部の学校を除いて、入試得点結果を開示しているところはありませんから、実際にわが子が余裕で合格ラインを超えていたのか、あるいはギリギリで合格したのかは分からないものです。ただし、志望校に補欠で合格したり、繰り上げで合格したりした場合などはギリギリで合格したことが明確です。

入学手続きの期限を過ぎた直後に定員に達していなければ、学校側は「欠員」を充足するために受験生のご家庭に繰り上げ合格の連絡をおこないます。

複数の学校の先生からヒアリングしたのですが、その連絡をとった際に大喜びする保護者がいる一方、反対に不安な様子の保護者がいるそうです。「ギリギリで入学してわが子は御校の勉強についていけるのか」と。

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AUTHOR
矢野 耕平

1973年、東京生まれ。中学受験指導スタジオキャンパス代表、国語専科・博耕房代表取締役。大手進学塾で13年間勤務の後、2007年にスタジオキャンパスを設立し、代表に。自らも塾講師として、これまで27年にわたり中学受験指導を行っている。主な著書に『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文芸新書)、『旧名門校VS.新名門校』(SB新書)、『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)がある。

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