TOP
>
「ずっと自分を好きになれなかった」二階堂ふみの人生を変えたフェレットとの暮らし
2022.11.23

動物福祉とジェンダー問題は繋がっている

「ずっと自分を好きになれなかった」二階堂ふみの人生を変えたフェレットとの暮らし

「ずっと自分を好きになれなかった」二階堂ふみの人生を変えたフェレットとの暮らし 撮影/嶋田礼奈 画像ギャラリーを見る→

ファッションブランド「KAPOK KNOT(以下、カポックノット)」が開発した新素材「エシカルダウンカポック®︎」を使ったコラボレーションアウターを発表した俳優二階堂ふみさん。インタビュー前編「二階堂ふみが「木の実からできた”ダウンコート”」に込める想い」では、二階堂さんとカポックとの出会いから、「“ある命を犠牲にしている”可能性を知ることの大切さ」を伝えた。

後編では、「自分を好きになれない」というコンプレックスを抱えていた二階堂さんを大きく変えたフェレットとの暮らし。そして動物との関わり合いから辿り着いた、アニマルフリーな生き方に込める思いを届けたい。

木の実からできたコットンでできたダウンをコラボしてつくり上げた アニマルフリーダウン「トレンチ」88,000円/カポックノット 撮影/下村一喜(カポックノット提供)

フェレットと暮らし始め、生き方すべてが変わった

約8年前のある日、1匹のフェレットが家にやってきた。昔から動物は好きだったが、ともに暮らしたことのなかった二階堂さんの人生は、その日を境に大きな転機を迎えることになる。

「フェレットとの暮らしをきっかけに、動物福祉について学び始めることになったのですが、毛皮を使った生産背景のことを知るにつれ、自分がこんな感情豊かな生き物から、何かしらの搾取をしていた側の人間だったという事実にショックを受けました。そして今まで大事だと思って生きてきたたことが、まったく大事じゃなかったこと、そして無知だった自分にも気づかされましたし、生き方すべてが変わりましたね」

二階堂さんは動物愛護活動にも熱心に取り組んでおり、現在は、保護の子たちを含めて、犬2匹と猫3匹、最初の子とは別のフェレットと暮らしている。

動物福祉をはじめ、環境、人権問題……この世界は、複雑に絡み合った社会の構造から矛盾が生じ、正解の分からない課題が山積みだ。そんな中、発言、発信することはとても勇気のいること。計り知れない葛藤や苦しみもあるだろう。それでも声をあげ続ける、その活力はどこから湧いてくるのだろうか。

アニマルフリーダウン「チャイナドレス」88,000円/カポックノット 撮影/嶋田礼奈

「私を幸せにしてくれた動物たちに対する恩返しの気持ちがすごく大きいです。動物のことや環境のことを考えた選択をしていると、だんだん自分の選択に自信がついてくるんですね。無知だった私が動物と出会い、たくさんの気づきを得ることで世界が開けたし、なによりずっとコンプレックスに感じていた『自分を好きになれない』という悩みまですべて解消されたましたから。動物と暮らす前の自分よりも、今の自分の方が好きだし、すごく心地いい。動物たちには本当に色々なことを教わってばかりです」

動物と出会うまでは、ずっと自分に自信が持てず、常に戦闘態勢だったと振り返る。

「表に出る仕事をしていると、どこかで自分を犠牲にしなくてはいけない、そのままの自分では愛してもらえない。そう思っていました。だからいつも挑戦的でファイティングポーズをとっている自分がいましたね。でも動物と出会ってからは、人にも自分にも『自分を大切にして欲しい』という思いが強くなり、許容する価値観もどんどん広がっていきました

世界には人の数だけいろんな考え方があるし、カルチャーや背景、さまざまな宗教もある。それらを俯瞰して見たうえで、そのときのベストを選択していく。そんな生き方ができればいいな」

SHARE

RELATED ARTICLES

関連記事

SUBSCRIBE NOW!

FRaUxSDGsメールマガジン

メルマガに登録するとSDGsに特化したFRaUの最新情報が受け取れます

Subscribe Now!
メールマガジン登録