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「ずっと自分を好きになれなかった」二階堂ふみの人生を変えたフェレットとの暮らし
2022.11.23

動物福祉とジェンダー問題は繋がっている

「ずっと自分を好きになれなかった」二階堂ふみの人生を変えたフェレットとの暮らし

「ずっと自分を好きになれなかった」二階堂ふみの人生を変えたフェレットとの暮らし 撮影/嶋田礼奈 画像ギャラリーを見る→

動物愛護もジェンダーも、社会課題はすべて繋がっている

美しいこと――。二階堂さんは、時代とともに移ろう美意識を受け入れ、自分なりに咀嚼し、新たな価値観に変え刷新し続けている。

「買い物に責任を持つこと、残酷な生産背景に加担したくない気持ちも美意識です。動物や環境、人への搾取から成り立っているファッションは美しくない。そういう認識で私はいいんじゃないかなと思っています」

大量生産、大量消費、大量廃棄……ファッション産業が抱えるこれらの課題が一向になくならないのには、安価なものを必要とする人たちがいる貧困問題につながってくるという。

「貧困などさまざまな理由で、安いものを必要とする人がいることも理解できます。それならば、もっとチャリティーの機会を設けるなどの助け合いの精神がファッション業界にも根づいていけばいいなと思います。今回のコラボレーションでは、売り上げの一部をアニマルライツの活動をしている団体に寄付しているのですが、こういうドネーションもたくさんあっていいと思うんです。ドネーションに参加する側も、誰かを助ける当事者になれますしね」

ファッション産業と貧困問題がつながるように、動物福祉を学ぶうちに、次第に意識が環境汚染や気候変動へと広がっていった二階堂さんは、こう語る。

アニマルフリーダウン「チャイナドレス」88,000円/カポックノット撮影/嶋田礼奈

「動物福祉から環境のことへと意識が向くようになり、そして何かを発信するときはジェンダーのことも考える。そしてジェンダーの問題を突き詰めていくと、今度は貧困や格差の問題が出てきて、そうすると教育が関わってきて、そしてまたアニマルライツに戻ってくる。結局のところ社会課題はすべて繋がっているんですよね」

この日、幼い頃から大好きだったというチャイナドレスをイメージしたという「カポックノット」のコートを纏った二階堂さん。インタビュー最後に「綺麗事かもしれないけれど……」と語ってくれた言葉からは、力強さもありながら、あたたかさが伝わってきた。

「自分がしたことは自分に返ってくる。動物、人、環境……何かしらの搾取があるものを身につけることは、自分も搾取される側になってしまうかもしれない。それならば優しさをつなげて循環させていきたい。今回コラボレートしたコートを手に取ったすべての人が、動物や地球を大切にするように、自分のことも愛してあげて欲しい、そう思います」

スタイリスト/松居瑠里 ヘアメイク/足立真利子 

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