2022.11.28

住宅価格が「20%下落する」…! 世界で始まった「不動産大崩壊」の“ヤバすぎる現実”と、2023年に「大恐慌」と「デフレ地獄」がやってくる…!

藤 和彦 プロフィール

住宅価格の下落のリスクは米国にとどまらない。

英国でも「住宅価格が最大20%下落する可能性がある」との予測が出ている(11月16日付ブルームバーグ)。

英国経済は高インフレが災いして今年第3四半期にマイナスに転じ、長期のリセッションに突入したとみられている。

長期のリセッションによって再びデフレが台頭するかもしれない Photo/gettyimage
 

世界でインフレ圧力が急速に低下

スウエーデンの住宅価格は既に3月のピークから9月までに11%下落している。韓国でも住宅ローン金利の上昇が住宅需要を急激に冷やしている。10月の住宅価格は19年ぶりの大幅な下落となった。

一方、世界経済を悩ませ続けたインフレ圧力は弱まってきている。

ロシアのウクライナ侵攻により世界のエネルギーや農産物の価格が高騰したが、足元で落ち着きを見せているからだ。

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