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発達障害のわが子は中高一貫校でやっていけるのか? 中学受験のお悩みに回答!
2022.11.23

令和の中学受験2 (8)

発達障害のわが子は中高一貫校でやっていけるのか? 中学受験のお悩みに回答!

2022年におこなわれた首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」は過去最多を記録した(首都圏模試センター調べ)。第一志望の学校に合格できるのは男子で「約4人に1人」、女子で「約3人に1人」ともいわれ、活況を呈する首都圏の中学入試。いま業界では2025年度にそのピークを迎えると囁かれているという。

中学受験指導の世界で28年間の経験を持つスタジオキャンパス代表の矢野耕平氏が上梓し、昨年刊行し大ヒットした『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)に続く新作『令和の中学受験2 志望校選びの参考書』(講談社+α新書)では、第5章「志望校選びで親が悩むこと」で保護者から寄せられた志望校選びに関する質問に対して、中高の教員たちのコメントを盛り込みながら具体的に回答している。全8回にわたる短期連載、最終回は、前回『中学受験、志望校に「ギリギリで合格」したわが子…入学後、中高で苦しむのか』に引き続き、その内容の一端を紹介する。

発達障害のわが子の進路面が心配

令和の中学受験2 志望校選びの参考書』(講談社+α新書)では「志望校選びで親が悩むこと」と題して、わたしがこれまで中学受験生の保護者からよく受けてきたご相談内容を中心に、「Q&A形式」で回答していきます。また、その質問内容によっては、中高一貫校の先生方のコメントも盛り込んでいます。みなさんのお子さんの志望校選定のヒントになれば幸いです。

《ご質問》
わが子は集中力に欠けるところがあり、医師から発達障害であると診断を受けました。このような子は中高一貫校に合格できたとしてもその後苦労するでしょうか。また、発達障害に対する学校側の理解はどの程度でしょうか?
Photo by iStock

《回答》

ご心配されるのは当然だと思います。

発達障害といっても、その種類はいくつかに分かれます。「自閉スペクトラム症(AASD)」は、対人関係が苦手だったり、一つの物事への執着心が強かったり、といった特性があります。「注意欠如・多動症(ADHD)」は、集中力が長時間持続せず、そわそわしたり、不規則発言をおこなったりする特性があり、「学習障害(LD)」は、読み書きや計算が苦手な傾向にあります。

そして、この三つの症状が重複して症状として出るタイプの子もいます。

発達障害と診断されたお子さんに対して中高一貫校はどのような対応をおこなっているのでしょうか。

この点について複数の学校の先生方にストレートに尋ねてみました。

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矢野 耕平

1973年、東京生まれ。中学受験指導スタジオキャンパス代表、国語専科・博耕房代表取締役。大手進学塾で13年間勤務の後、2007年にスタジオキャンパスを設立し、代表に。自らも塾講師として、これまで27年にわたり中学受験指導を行っている。主な著書に『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文芸新書)、『旧名門校VS.新名門校』(SB新書)、『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)がある。

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