食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、ぼる塾の田辺智加さんイチオシのカレーをご紹介。ちょっと元気がないときに食べるというカレーとは一体!?

ぼる塾・田辺さんのおすすめグルメ一覧▶︎

 

12種類のスパイスでぽっかぽか
神保町で長く愛される“カリーライス”

「ちょっと元気がないときに、これを食べるとすごく元気が出ます」

風邪の引きやすい冬、田辺さんがパワーチャージに食べるのが、「カリーライス専門店 エチオピア」のカレー。1988年に東京・神保町でオープン以降、カレー激戦区となった今も多くの人が詰めかける名店です。

開店当初はカレーとコーヒーの専門店で、「エチオピアコーヒー」が評判だったことから店名も「エチオピア」にしたそう。カレーもオーナーシェフ・鈴木堅司さんの味に妥協しないこだわりが支持を集め、いつしか“カリーライス専門店”となり、今に至ります。

注文を受けてからひとつずつ調理するカレーは、大量の野菜を煮込んでいるため、小麦粉不使用でもとろみが十分。野菜が持つ栄養素や食物繊維がたっぷりと溶け込んでいます。

さらに、カルダモンやターメリック、クローブなど12種類のスパイスが入ってるので新陳代謝を促進。身体がポカポカと温まります。これには田辺さんも「スパイスが体にいいです」と実感。

野菜豆カリー 1020円

田辺さんのお気に入りは「野菜豆カリー」。

「たっぷりの豆と野菜が入っていて腸の調子もいい感じです」と、スパイスとの相乗効果で元気になっていくのを感じている様子。豆カリーはサラサラタイプのルウ。レンズ豆、ひよこ豆、チャナダール(皮なしひよこ豆)の3種類の豆が入っています。

さらに、野菜はナス、ブロッコリー、水菜、ピーマンなどのほか、エノキやシメジのキノコ類も入って具だくさん。それでも肉類のカリーよりもルウがさらりとしているので、ぺろりと食べられます。

ルウから豆とともに粒っとした食感があり、これが焙煎したスパイス。噛むとそのスパイスの香りがふわりと鼻を抜けます。辛味のある香味油で火を通した唐辛子が辛さを加え、絶妙なバランスを生み出しています。

そして、「窯で炊いているそうでとても美味しいです」と田辺さんが言うご飯もしっかり。ルウを余すことなく楽しめます。