11月28日は、「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」の語呂合わせから「フランスパンの日」に制定されています。「たくさんの人においしいフランスパンを食べてもらいたい」「フランスパンがより身近な存在になってほしい」という職人たちの想いが込められた記念日です。

そこで今回、パンが好きすぎてパンシェルジュの資格も持っているモデル・パン野ゆりさんに、美味しいフランスパンが食べられる日本のパン屋さんを教えてもらいました。パン野さんは、日本各地だけでなく、本場フランスのパン屋も数多く巡り、これまでに1万個以上のパンを食べてきたパンマニア。本場の味を知るマニアが激推しするお店とは。

 

パリで食べたパンの美味しさが忘れらない

こんにちは! パンが大好きなパン野ゆりです。私はもともと旅行をするのが大好きなのですが、20年前にパリで食べたバゲットの美味しさが忘れられず……! それから、時間とお金と気持ちに余裕があればパリへ出向き、フランスパンを食べ歩く人生を送っています。

パン野ゆりさん。写真/著者提供

さて、そんな私が11月28日「フランスパンの日」にちなんで、日本で食べられる美味しいフランスパンをご紹介します。

そもそも、フランスパンとはどのようなパンのことを言うのかご存知ですか?

「フランスパン」というとバゲットを思い出す方が多いと思うのですが、実は「フランスパン」は、フランス発祥のパンの総称なのです。バゲットはもちろんですが、バタール、ブール、パリジャン、フォンデュ、リュスティック、フィセル、クッペ、タバチュール…これらのことをフランスでは「パン・トラディショネル」と言い、小麦粉、水、塩、パン酵母を基本としたシンプルなパンをフランスパンと言います。

一方、リーンなパン(バゲットやカンパーニュ、ライ麦パンなど油脂が少ないパンのこと)以外のクロワッサンやパンオショコラ、ヴィエノワ、デニッシュなど、卵やミルク、砂糖などが入ったフランスで日常的に食べられているパンの総称もフランスパンとなります。

今回は双方のフランスパンをまとめ、その中からパンの本場・フランスと同じような美味しいパンをいただくことのできるオススメのパン屋さんをご紹介します。

VIRON

バゲットの美味しさで有名な東京・丸の内と渋谷に店舗がある「VIRON(ヴィロン)」。私は個人的にVIRONの中でバゲットが1番好きなパンなのですが、こちらのバゲットはいつ食べても本当に美味しい。

写真/著者提供

「正統派で正しい美味しさ」というか、フランス産小麦で作られるバゲットはものすごくスタンダードです。バゲットの教科書があるとしたら、VIRONで一番人気の「レトロドール」が最初にくるだろう!と言ってもいいくらいオススメです。

写真/著者提供

バリっとしたハードなクラスト(外側の焼き色がついたかたい部分)はバゲットの醍醐味。そして、中のパン生地は大小不揃いな気泡が美しく、弾力がありクラストとのコントラストが鮮やかです。

写真/著者提供

VIRONではバゲットの他にもフランスでよく見かけるパンがずらりと並んでいます。中でもオススメなのが、日本ではあまり見かけない「ガレッド・デ・ロワ」。折り込みのパイ生地とアーモンドクリームで構成されるケーキのような焼き菓子で、お正月のフランスの風物詩です。本番フランスのムードをもうすぐやってくるお正月に楽しんでみるのはいかがでしょうか。

VIRON 丸の内店
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル1F
https://www.instagram.com/viron_brasserie/