りんたろー。にしか書けない美容本の誕生
著書では、VOCE ウェブ連載で学んだ基本的なセルフケアの方法が丁寧に掲載されているが、りんたろー。さんが伝えたいのは単なるテクニックではなく、自分を大切にするということ。日々忙しく働いているお母さんも、美容を始めたいけど躊躇してしまうサラリーマンも。自分を後回しにしがちな方に届けたい一冊が出来上がった。

「芸人である僕が美容本を書く。本を出すにあたり、最初は迷いや照れ、恥ずかしさみたいなものがありました。でも、書くことによって、自分が今まで取り組んできたことがきちんと整理できた。自分にとってもこのタイミングで本を出版できたのはいい機会だったなと思います。
今回は自分が書きたいものをざっくりとすべて書いてしまおうと、僕が学んだセルフケアのHOW TOだけでなく半生を綴ったエッセイも取り入れてみました。自分を見失っていたEXIT結成前のことや美容芸人と容姿いじりのことなど、ずっと僕の中に強くあった気持ちを一心不乱に綴った。エッセイに関してはかなりのスピードで原稿が書けましたね。出来上がってみたら美容本とも自己啓発本とも取れる一冊が出来上がった。
美容のイメージのない一人の中年男性がこの本をどう読み解いてくれるのかに興味があったので、帯コメントは南海キャンディーズの山里(亮太)さんにお願いしたんです。山里さんにももちろん聞かれましたよ、『これは美容本なのか』と。最終的にこの本は書店のどのコーナーに置かれるのか。まあ、僕的にはすべてのジャンルに置いていただくのが理想ですけどね(笑)」