2人のお子さんの小学校受験を経験したフリーアナウンサーの青木裕子さんによる、日々の「子どもとの学び」を提案する新連載がスタートします。小学校受験では、季節ごとの“植物”や“行事”について問われたり、生活力が問われるような試験がおこなわれます。365日様々なところにある「学び」のチャンスですが、慌ただしく暮らしていると意外と忘れてしまいがち。青木さんが子育てをするなかで、お子さんのために徹底的にリサーチをし、親子一緒に体験した「学び」の数々を毎月2回シェアしていただきます。
今回は11月の行事について。紅葉や秋の味覚など、まだまだ「秋」を楽しめる時期。青木さんが、毎年登ることで子供の成長も感じられたという家族そろっての高尾山登山について、おすすめの理由を綴っていただきました。
『子どもにとって、いい教育って?』をあわせて読む
子どもとの登山におすすめ!
場所によってはもう見ごろが終わっているかもしれませんが、まだまだ色づいた葉の美しさを楽しめるところも多い11月後半。家の近くで、イチョウやモミジの色の変化を子供と一緒に観察するのも楽しいですが、山登りやハイキングをしながら紅葉狩りに出かけるのにも良い季節です。
関東近郊の低山だと、今が見ごろというところも多いのかなと思います。
そんな中で、やはり、高尾山は子供と一緒に登るにはとてもいい山だなあと思っています。

登山ルートがたくさんあるので何度行っても飽きないですし、頂上で食事を買ったり食べたりするスペースが広くあります。
どうしても紅葉シーズンは混み合うので日時を選ぶことが必要ですが、子供と一緒の初めての登山にも最適です。我が家の息子たちも二人とも登山デビューは高尾山でした(そこから、いろいろな山に登り、この間の夏には家族で富士登山に行ってきました)。
変化するものというのは、観察のしがいがあるので、一年を通して同じところに出かけてみるというのもおすすめです。山の木々の様子などが変化する様子は、何度も足を運べば運ぶほど、面白く感じるものだと思います。
また、繰り返し挑戦することで子供の成長を感じる良い機会にもなります。息子たちも最初は途中で根をあげそうになっていたけれど、どんどん足取りが逞しくなりました。私のことを心配する余裕さえみえるようになり成長を感じました。
山登りは、登っているときは暑いけれど、頂上に着くと冷えるものです。子供は汗が冷えるとすぐに風邪をひきますし、低山でも装備はしっかりして行ってくださいね。
