2022.11.30

ついにGAFAバブルも「崩壊」か…「IT・インターネット革命」の時代は終わった

寄生していた人々は追い出される

GAFAの変調は一時的なものではない

11月14日公開「いよいよGAFAが総崩れ、メタはメタメタ、アマゾンよお前もか!」において、収益の伸びが止まり大量のリストラを行い始めたGAFAの「変調」について述べた。

これは、世界的に警戒が高まっている「スタグフレーション」の脅威によって、消費者も企業も身構えて「不要不急」の支出を減らしていることも大きな原因だ。

by Gettyimages

だが、GAFAの不調は一時的なものではない。いよいよ「祇園精舎の鐘」が鳴り、藤原道長のように「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」と詠っていた彼らが、「盛者必衰」の理を身をもって理解するときが来たということだ。

要するに、前記記事副題「米国を支えてきたITの落日」ということである。

もちろん、これは世界的現象であり、日本でも9月5日公開「IT成金がいよいよ没落する、産業分野栄枯盛衰の歴史は繰り返す」という事態が進行している。

マネジメントの権威であるピーター・ドラッカーは、近年IT・インターネットがもてはやされ、「IT成金(長者)」が多数生まれたことを、グーテンベルグの活版印刷が世の中に情報革命を起こした時のことを引き合いに出して説明している。

それまでの書籍は、修道士などが手書きで1冊ずつ写していた(写本)ので、完成までに1年程度はかかったのはもちろんのこと、価格も今で言えば自動車1台分くらいはした。

そこに活版印刷が登場し、一般市民でも手軽に低価格で購入することができるようになったため、「情報革命」が起こり、市場は活気づいた。

活版印刷でコストが劇的に下がったが、書籍は高価なものというイメージがまだ残っていたし、(当時の)ハイテクである活版印刷機を使いこなせる人材は少なかった。したがって、量産効果で印刷会社の経営者は大儲けし、現在のIT成金のような状態であった。

また、活版を組む印刷工も「最先端技術」を扱う「エンジニア」として破格の高給を受け取り、IT成金同様社交界の花形で大いにもてたそうだ。

 

その後、印刷業界がどうなったのかを考えれば、GAFAやビッグテックの未来は明らかだ。

印刷業は現在でも重要なビジネスだが、経営者が億ションをいくつも保有するだけではなく高級スポーツカーを何台も乗り回したり、活版工がパーティー三昧したりというような業界ではない。

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