畑違い程度なら、互いに理解もしやすい範囲といえます。そこに少しくらいウソがあっても、それなら何とかなるかもしれません。しかし自分の価値観と180度違う部分を装ってしまうと、大抵は続きず、大きな衝突につながることになります。
むしろ、それだけのウソをつき続けなければならない相手は、結婚相手として不適格と考えるほうが賢明です。

たとえばこれが男性の場合、ムリして「経済力に見合わないデートをする」などをよく見かけます。「最初だけでもがんばってほしい」という女性の声もありますが、実際には結婚して、経済力に見合った本来のデートになった途端に「愛されなくなった」と感じる方も少なくありません。続けたら続けたで、それもまた経済力に見合わない浪費という問題になります。そのようなウソをつかせる人もまた、失敗しやすいという点に注意が必要です。
他にも、「子供欲しい欲しくない、専業主婦希望と共働き希望、親と同居してほしいしたくない」など、婚活では相反する願望が多くあります。このような2人の場合、ウソをついて結婚しても、やはり上手くいかない可能性が高いです。なるべく結婚した先を見据えて、長続きするよう誠実な婚活を意識しましょう。
違いがあって当然
そもそも男性と女性は、「別の星からやってきた」と言われるほど違う存在です。夫婦の形はさまざまですが、多くの夫婦の場合、価値観が根本的に異なります。ある意味で「違うのが当然」であり、重要な部分が似通っていても、長く夫婦をしていれば、いずれ価値観にずれが生じるのが普通です。