ミュージカル『刀剣乱舞』、ミュージカル『テニスの王子様3rdシーズン』 といった2.5次元舞台をはじめ、映画やドラマに出演、さらにイラストレーションの世界も本気で挑んでいる牧島 輝 さん。
俳優業を始めてからのこと、主演映画『海岸通りのネコミミ探偵』を入り口に、自身が8歳のときから兄弟のようにくらしたペットについて話してくれたインタビュー前編「牧島 輝 「8歳から暮らした飼い犬。成人式まで生きて!と願っていました」」に続き、演技への思い、そして今年果たした事務所の独立について詳しくお聞きします。

撮影/山本倫子
牧島 輝 (まきしま ひかる)
俳優。1995年8月3日生まれ、埼玉県出身。A型。ミュージカル『刀剣乱舞』や、ミュージカル『テニスの王子様3rdシーズン』 など、2.5次元舞台に多く出演している。また、“さぐぱん”名義で歌手としても活動。2022年5月に1stミニアルバム『さぐわん』をリリースした。2023年2月より、帝国劇場で上演される舞台『キングダム』に出演予定。映画『海岸通りのネコミミ探偵』が、12月2日(金)より全国公開。https://makishima-hikaru.net/
 

「僕のキャラクターはこうです」と胸を張って

舞台でも映像でもそうだと思いますが、観る人によって作品の印象は変わります。また、疲れているときに観たら面白い作品でもそう思えないなど、同じ人が観ても、そのときの体調で受け止め方が変わることもあります。

特に原作がある作品にはもともとのファンがいて、一人一人に理想とするキャラクター像のようなものがあるぶん、演じる側のハードルも上がります。

とはいえ、すべての人の理想に合わせて演じるのは不可能です。それだけに僕はキャラを深掘りして突き詰めて、毎回「僕のキャラクターはこうです」と胸を張って言える状態まで持っていくことに力を入れています。そうでないと、その作品を好きな人に失礼ですから。

映画では和田正人さん演じる「ペット探偵」猿渡に振り回されつつ成長していく猫塚を演じる (c)2022「海岸通りのネコミミ探偵」製作委員会

僕自身、漫画やアニメが大好きで、オタク要素が強いという自覚もあるので、原作ファンの方たちの気持ちはよくわかります。僕もアニメ化されたときに、「思っていた声と違うな」と感じたり、漫画でもカラーになったとき「こういう色だったの!?」と意外に思ったりすることがありますから。

反対に「そうそう、これだよな!」と自身の思いにハマったときの感動は、何物にも代えがたいものがあります。そこは僕も日頃から経験済みなので、ファンの方の期待を裏切らないよう、毎回全力で臨んでいます。