2022.11.29
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メタとアマゾンも“大量解雇”で崩壊寸前!「メタバース事業」「アレクサ」で巨額赤字を垂れ流し…

週刊現代 プロフィール

メタバースで一発逆転?

だが、空前の好調は「バブル」に過ぎなかった。'22年7~9月の最終利益は前年同期比から半減し、時価総額は4分の1まで落ちてしまった。

「メタは収益の約98%を広告が占めており、景気が後退すれば広告費が一気に減って業績が悪化するという『弱点』を抱えています。しかも肝心のフェイスブックは利用者の高年齢化が進み、インスタグラムの若い利用者も中国発のTikTokなどに食われているのです」(百年コンサルティング代表・鈴木貴博氏)

広告収入頼みの経営から脱するために、ザッカーバーグ氏は起死回生の一手……「メタバース」に懸けている。専用のVRグラスを着ければ仮想空間で遊んだり買い物ができるという代物で、すでに「ホライズン・ワールズ」というメタバースサービスを開始している。

ザッカーバーグ氏が投稿したメタバースの告知画像
 

といってもクオリティは低く、'22年8月にザッカーバーグ氏が投稿した画像は、あまりの「ショボさ」で逆に話題になった。

それにもかかわらず、この事業だけで年初から94億ドル(約1.3兆円)の損失を出しており、「なぜここまでカネがかかるのか」と訝む株主も出てきている。株価下落にも繋がり、メタは確実に厳しい状況に追い込まれている。

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