2022.11.30
# 菅義偉 # 政局

「安倍さんの後継者は俺だ」菅義偉前総理が見せつけた「剛腕」に岸田・麻生が震えた日

週刊現代 プロフィール

「非主流派」だったのに

もし前述の90人に安倍派が加われば、菅のもとに自民党議員の半数にあたる約190人が参集することになる。140人を数えた最盛期の田中派をも優に上回る、巨大勢力が誕生するのだ。

去年の総裁選で敗北して以来、非主流派に甘んじていたはずの菅が、気づけば着々と政権の外堀を埋めている。乏しい手札を見ながら焦っているのが、冒頭で述べた通り「次の総理」の算段に入った「現・キングメーカー」の麻生である。

岸田がレイムダックとなってから、幹事長の茂木が「後継は俺しかいない」とばかりに動き回り、麻生の後ろ盾を得ようとすり寄っていることは以前の記事【信念なき岸田総理の「大迷走」ついに麻生・茂木が「次の政権」に向けて動き始めた…!】でも報じた。だが、茂木の党内基盤はあまりにも薄い。

 

「茂木さんは、麻生さんなど自分より格上と見た数人以外とはロクに口もきかない。甘利(明・前幹事長)さんのことなどは、先輩なのに完全に蔑んでいる。あんな不遜な人には、誰もついていかないよ」(自民党ベテラン議員)

麻生派はどうかといえば、総裁候補筆頭の河野太郎を麻生自身が「修行が足りん」と遠ざけた結果、まんまと菅に取られてしまった。

「将来的に麻生派と宏池会を合流させて大宏池会を作りたい麻生さんとしては、(岸田派ナンバー2の)林芳正(外務大臣)さんに禅譲させる手もある。ただ林さんは衆院に鞍替えしたばかりだし、党のコア支持層からは『媚中派』と言われて嫌われている。総理にはまだ時期尚早だろう」(前出・自民党ベテラン議員)

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