SNSの総フォロワー数は15万人。スキンケア好きが高じて「皮膚の変態」と名乗るようになったアパレル経営者の大野真理子さん。本業の傍ら自身のインスタグラムで行う「変態」ならではのコスメ論評に、美容業界関係者からも注目が集まっています。「真理子会議」と題するインスタライブには、美容だけでなくキャリア相談や恋バナも寄せられ、大野さんがホワイトボード片手に質問返しをする姿は、さながら経営会議のようだと話題沸騰。SNS発、今もっとも気になる美容家・大野真理子さんがリアルな美容を本音で語る連載の第7回目は、加齢の現実が否応にも出るパーツ、「首」について。

これまでの連載を読む→皮膚から始まる幸福論

首のシワは一度できたら元には戻らない…

写真提供/@cherienap
 

マンションのエレベーターの鏡が辛い。
照明の角度か何か知らないけど、この世で一番現実を映してくる。
中でも極めて明確に映るのが「首のシワ」。
客を美しく魅せることに尽力してくれるホテルのスパやハイブランドのショップの鏡で見た時には絶対になかったはずの場所に、くっきりと刻まれているのが分かる。
疲れて帰ってきた時は、エレベーターに乗ったらすぐにくるりと正面を向くようにしている。鏡は見ない。それが心の平和のためだ。

アゴの周りの肉や首のシワは、さながら受け止めきれなくなった顔のたるみの防波堤だ。

ここでせき止めなくては、雪崩のようにそのまま全身のたるみへと繋がっていく。
今年になってから、更にケアしなきゃと思い始めたパーツ、
首のお話をしようと思う。

美容皮膚科の先生に
「残念だけど一度ついた首のシワって完全には無くならないんだよね」と言われたその日から、首の皮膚を顔のように扱いスキンケアを始めて早数年。
べとべとして気持ちが悪いとか、ビタミンAやCをしこたま塗るとパジャマが黄色くなるとか、そんなことは言ってられない。
美容液と、潤いを閉じ込めフタをする役割のクリームを欠かさず塗ってきた。
首は顔と違って脂肪が少なく、ケアすべきは“皮”なので美容液で重点的にケアをする。
透明感を出すビタミンC、ハリを出すビタミンA、フタのクリームの三重奏で労わっている。
おかげで首のシワは育たずにいるほうだと思う。
しかしこれには盲点があった。