2022.11.30

もう「GU」を超えた…“日本で爆売れ”中国発「SHEIN(シーイン)」が抱える「2つのヤバい大問題」

日本向けECサイト設立からわずか2年でH&MどころかGUの売上も超えたと推計される中国発越境ECサイト「SHEIN」(シーイン)。契約インフルエンサーの投稿がSNSに氾濫するのに加え、原宿に世界初の常設ショールームを開設して6000人が行列する騒ぎになり、あたかも08年にH&Mが上陸した時のごとくマスコミが囃し立てているが、「『SHEIN』には目を背けてはいけない問題がいくつも指摘される」。そう警鐘を鳴らしているのはアパレルの流通に詳しい流通ストラテジストの小島健輔氏だ。

「SHEIN」の真実とは…? photo/gettyimages
 

「SHEIN」、日本での売り上げ1400億円突破…!?

「SHEIN」が日本向けECサイトを開設したのは2020年末。そこからわずか一年足らずの21年11月末で公式インスタグラムのフォロワー数は23万人に達し、直近では60万人に迫っている。

8000億円を売り上げた21年の米国のフォロワー数が141万人だったから、単純計算すれば日本向けECサイト開設からわずか一年で1400億円を売り上げたことになる。

フォロワー23万人で1400億円なら、フォロワー数が60万人に迫る22年は3600億円超に達する計算になるが、驚くほど急速な認知度の広がり、心斎橋の期間限定ショールームや原宿の常設ショールームに押し寄せた群衆の規模を見れば、あながち誇張されたものとも思えない。

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