2022.11.30
獣医さんが来るのを待ちきれない動物園のパンダ、いったい何があったの…!?
水曜日のお嬢様(104)ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。
愛くるしいタンタンですが、実は現在27歳。人間で言うとおよそ80歳代という高齢パンダ。そして、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。

ご機嫌ナナメな日
公式ツイッターに紹介された、ご機嫌ナナメな様子のタンタン。何か気に入らないことがあったのでしょうか。「特に何があった訳ではないと思いますから、お嬢様の気分的なものかと……」と笑うのは、飼育員の梅元良次さん。ツイートによると、激しく首を振っていたようです。

「こちらを急かしている行動だと思いますので、少しお怒りだったのかと」と、梅元さん。ほかにも怒っているときにやる動きはあるのかうかがうと「頭をぐしぐしとかいたりしますね」と教えてくれました。イライラして頭をかきむしるようなものでしょうか。

お嬢様はどのくらいの頻度でご機嫌が悪い日があるのでしょうという問いには「そんなに頻度は高くはないですよ、たまにです」と答えてくれました。100回目の記念インタビューでは、もう一人の飼育員・吉田憲一さんが一番怒られているとおっしゃっていましたが……。「吉田さんばっかりって事は、ないと思いますけどね~」と、笑う梅元さん。みんなに平等に厳しく、またやさしいお嬢様なのです。
