2022.12.05

55歳会社員男性が絶句…不倫の末「できちゃった婚」をした専業主婦の妻に「働いてくれ」と言ったら返ってきた「衝撃的な反応」

山中 伸枝 プロフィール

第2部では、公的年金について解説します。

参加者は各自ねんきん定期便を持参しているので、それを用いて公的年金がいつからいくらなのかを理解していただきます。併せて繰り上げ、繰下げについての解説、そして60歳以降も働く場合の上乗せされる老齢厚生年金額をざっくり計算する式もお伝えします。

老齢年金の解説の他、遺族年金についてもお話します。ライフプランセミナーの参加者はほぼ50代の男性。なんだかんだ言っても、自分が亡くなった後の妻の暮らしが気になるのです。ねんきん定期便を用いて、妻が受取るであろう遺族厚生年金も試算します。

第3部では、ライフプランを作成します。

会社員人生が約40年だとすると人生100年時代は定年後の人生も40年あります。毎日が日曜日とのんびりしていられると思ったら大間違い。退職金も無計画に使っていると、身体が終わる前に貯蓄が底をついてしまいます。

そこで、あらためて今後の働き方を考えたり、年金の繰り下げを検討したり、退職金の運用や使い方を考えたりします。

若い方のライフプランは、結婚や出産、子どもの進学や住居の購入や旅行などなにかと楽しみも多いものですが、残念ながら50代の描くライフプランはなかなか厳しいものがあります。会場からは時折ため息が聞こえてくるのがこのパートです。

定年後の40年は、親の介護や相続があるでしょう。自分自身も体調をくずしたり、できないことが増えていって自信を喪失したりします。やがて、認知症が発症し、介護のお世話になって、亡くなります。

実際、ライフプランという一覧に記入をしてみると、厳しい現実に驚き、気を引き締める方も多いのです。

川口さんの事例について、引き続き<【後編】突然「働いてくれ」と言われ、家出をした45歳専業主婦が3歳上の姉から言われた「厳しい言葉」>にて解説します。

 
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