スペイン戦前に吐露した本田の思い
今大会、現地からの解説で話題を集めている本田圭佑がスペイン代表戦前の11月29日、自身のツイッターにそんな“にわか”サポーターを試すような言葉を連続投稿した。
「結果は1つの解でしかない。もう同じ状況は二度と来ない。結果が出ようが出なかろうが、次の結果を出すためには進化し続けないといけない。つまり変わり続けないといけない。維持は衰退を意味する。日本サッカーはW杯後からどう変わるかが問われてる。日本社会も同じ」
これは日本サッカー界全体に向けてのメッセージであり、その中には、日本サッカー協会、Jリーグ、選手、サポーターに加えて“にわか”も含まれているのだろう。“にわか”を巻き込んだ今回の盛り上がりを今後にどうつなげ、代表チームの強化につなげていくのか。

さらに、今大会で対戦したドイツやスペインのような“にわか”ではない国民的な盛り上がりをどう作っていくのか。欧州や南米の強豪国は多くの国民が4年に1度の盛り上がりではなく、常にクラブチームへの関心を持っていて、その上で代表に注目している。言わば、4年間を通してサポートしているのだが、とりわけ欧州は彼らにとってワールドカップと双璧の欧州選手権もあり、代表への注目度も常に高い。
本田がスペイン代表戦前にこのツイートをしたのは、「結果と同等以上に今後を考えることが重要」であり、だからこそ「敗退して“にわか”が離れる前に言いたかったのではないか。
さらに本田はこんなツイートを続けた。