2022.12.04
# 離婚 # ライフ

「早く出世しなきゃだめじゃん!」婚活で年収600万の男性たちに勘違いアドバイスをしまくる“傲慢すぎる”アラフォー女性

成功者に群がるいやしい人たち

中小企業庁の2020年「中小企業白書」によると、30代以下の社長の割合は、わずか3%という結果で、起業に挑戦する若い方は極めて少数となっています。起業して会社を生き残らせるだけでも大変なことであり、そこからさらに成功までたどり着けるのは一握りです。

だからこそ多くの人は起業なんてしませんし、起業を志す人に対して「成功できるわけがない」「なにを夢見てるんだ」などと見下す人も少なくありません。

一方で起業して成功すると、人は手のひらを返したように寄ってきます。

喜ばしい側面もあるものの、そういう「せこい」人たちを起業家は冷めた目で見ています。特に、起業を応援してくれなかった方や、苦しかった頃を助けてくれなかった方に対しては、より辛辣に接してしまうでしょう。

今回は、こっぴどく振った元カレが起業した後、成功したと聞いて復縁を望んだ女性の事例をお伝えします。ぜひ最後までお読み頂き、一つの教訓として受け取って頂ければ幸いです。

(個人の特定を防ぐため、内容は一部変更しています)

 

思うように出世できず熱意が消える

中村加奈さん(33歳、仮名[以下同])は、地方の大都市にある、そこそこ名前の通った中堅企業で営業として働く年収400万円の女性です。彼女はバリキャリ思考…というか、いわゆる意識高い系の女性で、20代のうちはひたすら出世を目指して仕事に励んでいました。

一方、20代の頃の彼女は、頻繁に男性に言い寄られていたそうです。

しかし、学生時代には恋人もいたものの就職を機に別れ、その後も気分転換に男性とデートをすることはあっても、誰とも真剣な交際はせず、ひたすら仕事に打ち込んできたといいます。

「私はモテるから、交際や結婚なんかその気になればいつでもできる」と考えていたとのことです。

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ところが現実は厳しく非情なもの。彼女なりに仕事をがんばったものの、思うような結果を出すことができませんでした。30歳を過ぎた頃には、仕事に対する以前のような熱意はすっかり消えてしまい、気づけば毎月のノルマをひたすらこなすだけになっていたといいます。

人間、弱ってくると誰かを頼りたくなるものです。そして、今まで見下していた専業主婦の友人が急に輝いて見えたらしく、自分もそうなりたいと思うようになったといいます。こうして彼女は、33歳の時から専業主婦を目指して婚活に励むようになりました。

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