アカデミックな研究を背景に、各界からのメンバーで構成された委員会が選出する、オールジャンルの、誇れる日本の価値。毎日の生活を上質にしてくれる「Japan's Authentic Luxury=JAXURY(ジャクシュアリー)」の世界をご紹介します。
今回は、JAXURY AWARDで「感性」部門賞受賞のサントリーウイスキー、「美」部門賞受賞の中川木工芸、「日常的な上質さ」部門賞受賞の朝日焼、そしてテーブルウエアの数々をピックアップ!
そもそも『JAXURY』とは?
FRaUが発信する、世界に誇れる日本の美しさ「JAXURY」を徹底解説!
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「自然」と「時間」を味わうJAXURYな愉しみ
どのブランドも、長い長い時間をかけ、京都や大阪から離れた独自の時間が流れる自然豊かな土地で、クラフトマンシップを超えたものづくりで「感性」「美」「日常的な上質さ」を生み出している。

朝日焼「酒呑」
「綺麗さび」宇治400年の茶陶。時の経過を愉しむ金彩と銀彩が織りなす美。
晴れ渡るような美しいブルーに心惹かれる十六世豊斎作の「月白釉」シリーズからご紹介するのは酒呑。ゴールドの大胆な金彩と、シックな銀彩がそれぞれ施され「綺麗さび」を見事に奏でている。時を経ても変化しにくい金彩、対して時間とともに黒く変化する銀彩という、“とき”そのものが作品の味わいにもなっている。長く手元で愛で育みたい酒呑である。
中川木工芸「木の器」
木の葉型のシャンパンクーラーで有名。なんと神代杉の器も。
凜とした佇まいに見惚れるふたつの器は、比良山地は蓬莱山の麓にある工房から誕生したもの。一つは端正な木目で軽量な木曽椹(さわら)、もう一つは神代の昔から地中で眠り続けていた希少な神代杉を使ったもの。飲み物の香りを邪魔しない、それでいて心地よい木の香りがほのかに漂うところも日本らしい美意識に彩られている。日常に美をもたらす器なのだ。
サントリーウイスキー「山崎」
千利休も愛した名水の里大山崎の大自然で誕生した奇跡のウイスキー。
京都郊外、天王山の麓に佇む日本最古のモルトウイスキーの故郷「山崎蒸溜所」。桂川、宇治川、木津川の合流地点にあり、濃い霧が立ちこめる湿潤な環境は、ジャパニーズウイスキーを作るのに理想の場所。長い時間育まれた自然の力と融合し、唯一無二の「山崎」が生まれたのは必然なのだ。