小学生の時から就職活動していたような感覚なんです
――ずっとゴルフ漬けで苦しいと思うことはなかったのでしょうか。
小澤 苦しいというよりは「ここで頑張らなきゃ」という思いのほうが強かったです。もちろん友達と遊びたいという気持ちもありましたが、「1日休んだら取り返すのに3日間かかる」と言われていました。私はそうまでして休む勇気がなかったので、毎日練習に明け暮れていました。良い成績が出ないと上のステージには行けないというのが、小さいときに坂田塾から学んだことです。
小学校の頃から「おまえたちはプロになるんだ」と言われて育ってきたので、何かしらゴルフに携わる職業に就くだろうと思っていました。だから小学生の時から就職活動していたような感覚なんです。

自分がレッスンプロになるときは、「どこどこに所属している人」ではなくて、自分の名前で売っていかなければならないと思っていました。無責任なレッスンは絶対にやめようと思って、アメリカのUSLPGAの資格をとったり、有名な海外のコーチに指導を仰いだり、常に勉強は欠かさないようにしています。自分のレベルが落ちれば、私のレッスンを受けてくれているお客さんのレベルにも関わってきてしまいますし、やっぱり良いレッスンしたいと思うので。
本記事で、坂田塾での過酷な練習の日々を明かしてくれた小澤さん。後編記事「ヌード写真集で話題の美女ゴルファー小澤美奈瀬が、ゴルフウェアを脱ぎ捨てグラビア撮影に挑んだ理由」では、大怪我からの挫折と復活、そしてグラビアに挑戦した理由について話していただきます。