2022.12.08
# 学校・教育

「動員に違和感…」堺市のPTA協議会が「日本PTA全国協議会」からの退会を検討している理由

「現在、堺市PTA協議会では、「日本PTA全国協議会」等からの退会を検討しています。最初のきっかけは、2019年に、同じ近畿地区の奈良市のP連が奈良県P連から退会したのを知り、他人事ではないように感じられたことです。

その後コロナが蔓延し、PTA活動が制限される中、2021年には京都市P連が日P退会を提案。近隣地域のP連の動きを間近で見ているうちに、自身が初めて子どもが通う中学校のPTA会長になった時のPTAに対する疑問が思いおこされ、堺市でも、市Pの在り方について議論を始めることにしました」

こう語るのは、2021年度から堺市PTA協議会会長をつとめる吉原極(よしはら・きわむ=吉は「土に口」)さんです。

吉原さん

2022年10月、大阪府堺市の幼稚園、小・中学校、高校のPTA(全146団体)が構成する「堺市PTA協議会」(=以下、堺市P)は、現在加入している日本PTA全国協議会(=以下日P)等からの退会をひとつの選択肢として、議論をスタートさせました。

「“PTA廃止論者”的な発想ではなく、『PTAって必要だよね。でも、その在り方を改めて考えようね』という共通認識のもと、今年度のメンバーで慎重な議論を重ねています」と語る吉原さんに、P連の役割と現状、抱える課題などについて聞きました。

 

P連の運営資金はPTA会費から

「PTA連合会」とは、文字どおり、学校ごとのPTA(単位PTA=単Pともよばれています。以下単P)が連なった団体です。

「PTA連合会」は、略して「P連」「○○市P」などとよばれることが多くあります。

ミニマムな団体として、全国の地域には、市区町村郡ごとに「PTA連合会」が存在します。

・ ○○市PTA連絡協議会
・ △△区立小学校PTA連合会
・ ◇◇PTA協議会

など、地域によりその名称は異なり、小学校のPTA連合会・中学校のPTA連合会が別々に存在している地域もあれば、幼稚園・保育園から高校までPTAすべてを束ねる連合会もあります。

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