2022.12.08
# 不倫

「出張先の不倫」がバレた、52歳“エリート商社マン”が青ざめた…妻が仕掛けた逆襲の「ヤバすぎる中身」とまさかの逆ギレ

結婚した夫婦のうち、およそ3組に1組が離婚に至る現在。厚生労働省によれば、20年以上同居した熟年夫婦の割合が1947年以降、2020に過去最高の21.5%となっている。

恋愛カウンセラーで作家の安藤房子さんの元に相談にやってきた男性も、妻に三行半を下され離婚が目前に迫っていた。直接的に思い当たる理由は、幾度となく繰り返した不倫。しかし妻からはこれまで不倫を一度も咎められたことがなかったという。

男女共働きや男性の育休などが進む現在の日本だが、ほんのひと昔前は「男は外で働き、女は家庭を守る」が当たり前の時代。そんな時代の価値観の中で、この男性夫婦も小さな価値観の違いが大きな溝となり、取り返しのつかないところまですれ違ってしまったようだ…。

帰ったら妻がいない

「俺、どんなに不倫してもバレない自信があったんです。実際、学生時代から付き合った妻と24歳で結婚してから、これまで10人以上と不倫をしてきましたが、一度も疑われたことはありませんでした。ずっと夫婦仲もよかったし。でも、妻はどうやら、俺の不倫を全部、知っていたみたいなんです。

そして、娘が大学を卒業して独立したこのタイミング……この夏に、俺が出張から帰宅したら、妻はもういなかった。もぬけの殻。妻の荷物も全部なかった。リビングのテーブルには、離婚届け出用紙と、1000万円の慰謝料請求書だけが置いてありました」

都内に暮らす商社勤務の弘さん(仮名・52歳)は、ため息交じりの憔悴しきった声で、こうぽつぽつと話し始めた。妻の夕子さん(仮名・48歳)と結婚して28年、子宝にも恵まれ、妻とひとり娘には経済的に何不自由ない暮らしをさせてきたという。

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もともと知的な方なのだろう。ショックを受けているはずなのに電話での口調は淀みなく、会話の内容に破たんもみられない。

出張から帰宅したら、妻がいない。そのときに最初に弘さんを襲ったのは、”ひとりなんて嫌だ”という、ちょっと子供のような感覚だった。

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