子どもとのスイートな時間を噛み締める日々

ただ、長男にとってラストスパート?のこの時期に、コロナ禍で会食がめっきり減った夫の帰宅時間が早まったことで、“父と子の時間”が増えたことは不幸中の幸いでした。

長男だけでなく、三兄弟、みんなパパと遊ぶ時間を心待ちにしているのですが、特に三男が夫にべったり。

夫と三男だけの長い夜。夫の奮闘の痕跡を発見! 写真提供/中村仁美
 

お風呂もパパと入りたいし、寝る時も「パパのダッコダッコでねる~!」と、私のベッドを抜け出して、リビングで1人、大人時間を楽しもうとビール片手の夫の元へ。
膝の上によじのぼり、夫の肩にピトっと顔をうずめ、太い腕に抱きしめられながら幸せそうに眠りにつく三男。
重たくなった三男を起こさないよう、ひーひー言いながら、御年55歳の夫が抱っこで寝室まで運び、静かにベッドへ横たわらせる。

「腰がやられちゃうよ!!」と、文句を言いながらも、夫が満更でもない様子なのは、こんなに求められるのも今だけで、あっという間に抱っこすらさせてもらえなくなることを、今日までの日々で、夫も実感しているから。

長いようで短い子供との生活で、こんな風に手を煩わせる時間は……それは、ほんの一瞬。それを知る今は、三男とのこのスイートな時がより愛おしい!! のです。