貫禄は大人になれば身につくものじゃない

「貫禄」って大人になれば自ずと身につくものだと思っていたのですが、どうやら違うようだと最近気がつきました。

人づき合いの中でだいたいにおいて早い段階でマウントを取られ、イニシアチブを譲り渡してしまう羽目になるのは貫禄のなさゆえかと分析し、歳を取ればそんな扱いを受けることもなくなるだろうとワクワクしながら歳を重ねていましたが、40代も目前だというのに、一向にその気配のない私。

残念ながら原因は年齢ではなく、他の部分にあるようです。私なんかよりも5才の娘のほうがよっぽど貫禄があるんですもの。せっかくなので娘をよく観察してみることにしました。

 

まず、娘は動きがゆっくりです。どっしりと落ちついていて、目線もあまり動かさない。まっすぐに相手の目を見つめ、話す前には必ず一呼吸。話し出すまでの溜めがすごいんですね。話しはじめの言葉選びも秀逸です。「今から私が話すことには価値があるからよく聞け」感をしっかりと醸し出してから、満を辞して結論から言う

言ってること自体は「鶏肉は皮が旨い」とか「ケチャップのほうが合うと思う」とかなんでもないことなんですが、溢れ出る貫禄の効果によりありがたい言葉を聞いたような気持ちになります。私はもう貫禄を身につけるのは無理そうなので、この話し方のテクニックだけでも身につけたい。

>> #1「アイツに尽くすのがやめられない」
>> #2「アイツに好きと言われたい」
>> #3「若い娘の笑顔がまぶしい」
>> #4「若い娘が奔放すぎる」
>> #5「若い娘にデレデレな夫」
>> #6「私が一番モテたとき」
>> #7「男のプライドのくすぐり方」
>> #8「マンネリって怖い」
>> #9「私をこんなに振り回した男はアイツだけ」
>> #10「アイツのロマンティックが止まらない」
>> #11「若い娘のおねだりが斬新すぎる」
>> #12「アイツの誘いを断れない」
>> #13「若い娘のお酌のパワー」
>> #14「アイツは何かを知っている」
>> #15「アイツの笑顔が見たいから」
>> #16「アイツは突然やってきた」
>> #17「若い娘の涙はこわい」
>> #18「愛のパズルに振り回されて」
>> #19「アイツのポジティブが羨ましい」
>> #20「若い娘に誘われワクワク」
>> #21「障害のある恋に似てる」
>> #22「アイツと過ごした日々のなごり」
>> #23「若い娘の目は残酷」
>> #24「若い娘がまぶしすぎる」
>> #25「アイツに誤解された」
>> #26「日陰の女の切なさ」
>> #27「若い娘の言葉にご用心」
>> #28「アイツの優しい言葉にほだされて」
>> #29「アイツにデリカシーを教えたい」

>> #30「若い娘との女子トークはほろ苦い」
>> #31「アイツの理想の世界」
>> #32「アイツが隣にいる気がする」
>> #33「アイツの夢を守りたい」
>> #34「若い娘だから許されることがある」
>> #35「あいつにかわいいと言われたい」

>> #36「アイツはリアリスト」
>> #37「アイツはかっこいいことを言いたい」
>> #38「アイツといるほうがラクだった」

>> #39「若い娘の『駆け引き力』がスゴい」
>> #40「若い娘は塩対応」
>> #41「私たちだけの合図」
>> #42「私たちの秘密はダダ漏れ」

>> #43「アイツの甘い言い訳」
>> #44「若い娘に弄ばれる喜び」
>> #45「若い娘が突然怒ったら」
>> #46「スナック千代子の常連」
>> #47「ズルい女」
>> #48「そこに真理はあるのか」
>> #49「褒め言葉に限界はない」

>> #50「平和な世界」
>> #51「夢のかなえ方」
>> #52「心のドンペリ」
>> #53「人生のごほうび」
>> #54「都合のいい女」
>> #55「オンライン化の弊害」
>> #56「学びのチャンス」
>> #57「擬人化の優しさ」
>> #58「親子ブーメラン」

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