FNS歌謡祭で「ひとりごつ」を披露

フジテレビ系列「めざましテレビ」内にて放送されているアニメ「ちいかわ」。イラストレーターのナガノさんが生み出した小さくて可愛いキャラクターとその仲間であるハチワレ、うさぎの繰り広げる“日常”が今、たくさんの人たちの活力、癒し、刺激、そして学びになっている。

個人のツイッターからスタートしたこの漫画がアニメ化されたのは、今年4月。90万人だったナガノさんのツイッターのフォロワーは8ヶ月後の12月には160万人に膨れ上がり、「ちいかわ」は「日本キャラクター大賞2022」のグランプリを受賞、「日経トレンディ」の「2022年ヒット商品ベスト30」では2位に選ばれた。SixTONESの松村北斗さんがインタビューで、「今いちばんハマっているエンタメ」に挙げたこともある。アニメ化の成功に多大な貢献をしたのが、“可愛い声の権化”である声優さんたちだ。

 

FRaUでは、今年4月のちいかわ役・青木遥さんとうさぎ役・小澤亜李さんへのインタビューに続き、今回、12月7日の「FNS歌謡祭」で、アニメのエンディングに流れる曲「ひとりごつ」を披露するハチワレ役の田中誠人くんに話を聞いた。

(c)ナガノ/ちいかわ製作委員会

青木遥さんの記事を読む→めざましでアニメ化!「ちいかわ」演じる10歳とうさぎの声優が語る「声の仕事」

 現在12歳の誠人くんが、芸能の仕事を始めたきっかけは、兄の影響だった。児童劇団に入っていた兄が日舞やダンスを習い始め、それらのレッスンを見学するうちに自分もやりたくなって、兄の後を追うようにして児童劇団に入った。さまざまなオーディションを受け、映像や舞台で活躍するうちに、新しく始まるアニメの声優オーディションを受けることに。

「そのときは、『ちいかわ』のことはあまり知らなかったけど、調べてみたらすごい人気で。漫画の単行本を読んでから、ハチワレ役のオーディションを受けました。受かったときは、驚きと嬉しさで、胸がいっぱいになりました」