2022.12.09

83歳・二階元幹事長がまた暗躍…「世耕なんぞ舎弟にしてやったわ」剛腕ぶりが圧巻

そして「岸田潰し」へ

総理の顔面が青ざめるにつれ、二階の血色は良くなっていく……ように見える。政局という舞台の上では、他の役者はただ呑まれるのみ。睨まれ、竦み上がっている間に、この男が全てかっさらうのだ。

妖怪が流した涙

和歌山県知事選の選挙戦が大詰めとなった11月20日、17時58分。自民党支持者でごった返す、ホテルグランヴィア和歌山の大宴会場は一気に張り詰め、そして万雷の拍手に包まれた。

二階俊博が姿を現したのである。

二階は83歳とは思えぬ確かな足どりで演壇の手前を横切っていく。最前列に座っていた県議らが立ち上がり、笑みを浮かべて歩み寄ろうとした。だが二階は「シッシッ」とばかり手で払いのけるような仕草をすると、議員らの作り笑いには目もくれず、その後ろに座る一般の支持者を見回し、深々と頭を下げた。

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「圧倒的な存在感と貫禄でした。それでいて、何よりまず地元の有権者を大事にする。木っ端議員とは完全に格が違う」(自民党和歌山県連関係者)

自民党の県知事候補、岸本周平の演説会である。党参院幹事長で県連会長代行も務める世耕弘成は、登壇するや「まるで世耕さんの国政報告会みたいに、自分の話しかしなかった」(別の県連関係者)。

世耕はこんな時まで「オレがオレが」か―。鼻白んだ出席者を、二階が再び驚愕させる。

「岸本さんが(衆議院議員の)落選時代の苦労話をした。すると二階さんはハンカチを出し、目頭を拭い始めたのです。場内は『安倍さんの葬儀でも泣かなかった、あの二階さんが泣いている』と騒然としました」(同前)

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