「“闇のカネ”は、奪っても安全なんです」元暴力団が語った「シノギ」のヤバい現実

ピンハネするのは1割

店に紹介する前に、女には話します。「これからは、おれがお店から1割もらっていいか」とね。ここで「いいよ」と言われたら、店からおれの口座に振り込んでもらうから、かなり楽にシノギができるわけです。

もっとも、おれは月に1、2回は店に足運んで様子見に行っていましたね。飯くらい食わせてあげないと（信頼）関係は築けない。

あと、大事なのが彼女たちの誕生日。忘れずにちゃんと「おめでとう」と言っていました。人間相手のシノギは、こうした気遣いを忘れたら長続きしない。このシノギの売上は、いい時で月に50万円（うち15万は経費で消えるから、実質は30万～35万円位）、悪い時で10万くらいだった。

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彼女たちのアブナすぎる副業

女の子がらみのビジネスでは、単発のシノギもあります。風俗を紹介した若い子の中でも、クミちゃんと、タマちゃん（いずれも仮名）という子は、商売抜きでずっとおれに付いて来ましたね。

タマちゃんは、親の面倒を見るために中卒でキャバクラ勤めしている時に知り合いました。何年かたって、たまたま風俗の事務所に行ったら再会して、「久しぶりやんか」と飲み行ってから親しくなったんですよ。