噓の供述
守山署は遺体の内臓や血管に大量に残存していた血液を採取し、滋賀県警察本部科学捜査研究所の鑑定によって、DNA鑑定を実施した。
5月17日、娘・あかりの口腔内から採取した細胞と、父の唾液との比較から、あかりと遺体の女性の親子関係が成り立つとされ、河川敷で発見されたのは髙崎あかりの母、髙崎妙子・58歳の遺体であると判明した。母が死んでいたにもかかわらず、なぜあかりは当初の聞き込みに対して、「母は別の場所に暮らしています」と噓をついたのか。あかりが母を殺し、遺体をバラバラにして捨てたことが強く疑われた。
6月5日、守山署は死体遺棄容疑で髙崎あかりの逮捕に踏みきる。6月21日には死体損壊容疑で追送検し、26日に死体遺棄罪、死体損壊罪で起訴した。
あかりはその間に誕生日を迎え、32歳となった。
