七つのゴミ袋
供述によると、あかりは南西角のリビングルームからダイニングルームを抜け、廊下を通って浴室まで母の遺体を運んだという。この日は、その様子が再現された。
あかりは遺体を浴室に運んだあと、母の服をはさみで裁断し、脱がせた。
次に遺体の右ひじあたりをのこぎりで切り落とそうとしたが、うまくいかなかったため、もともと自宅にあったステンレスの包丁と鉈を使ってようやく切断することができた。
その後、同様にして右肩を切断。脚部、頭部なども切断していった。解体するにあたって、あらかじめ脱衣場と廊下には新聞紙を敷いておき、切断した頭部など各部位はいったん、脱衣場にあった水色の大きなゴミ箱に入れた。
その後、各部位をひとつひとつ取り出してペットシートやタオルで包み、その上からさらに新聞紙でくるんだ。各部位は30リットルの黒いゴミ袋に入れ、外から形が分からないようにするため、新聞紙を丸めたものをゴミ袋に詰めた。
こうしてできた七つのゴミ袋を玄関前の廊下に並べて置き、その後、胴体部分の解体にとりかかった。しかし、へその下あたりに包丁を入れたところ、強烈な悪臭がしたため解体を中止せざるをえなくなった。仕方なく40リットルのゴミ袋をふたつ用意し、頭部側と胴体側からそれぞれかぶせ、そのまま水色のゴミ箱に入れて上からタオルをかぶせた。
