あかりは、七つの袋に分けた各部位も、燃えるごみとして捨てていた。そのため、捜査段階では発見できていない。
しかし、残った胴体部分だけは大きすぎて燃えるごみとして出すことができず、旧野洲川南流の河川敷に放置し、ホームセンターで購入した培養土をかけていた。3月に近隣の坂田道子(仮名)が群がるトンビに目を向けるまで、この胴体部分が発見されることはなかった。
【連載第2回はこちら】58歳母をバラバラ死体にした30代娘が告白する…母から送られ続けた「叱責メール」の衝撃内容
『母という呪縛 娘という牢獄』母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。購入はこちらから