30代の頃、犬を飼いたくて逗子に移住

30代の頃、東京から逗子という海の町に移住し、子供の頃から念願だった犬との生活を始めた。

初代のパートナーは、ゴールデンレトリバーの「リキ丸」
13才半でリキを見送り、その半年後に迎えたのが、リキとは遠い血縁にあたる「こりき」だった。

初代のパートナー「リキ丸」。犬をかいたいという夢を叶えるために逗子に移住 写真提供/折原みと
リキ丸を天国に見送り、5ヵ月後に出会った「こりき」。リキ丸との遠縁という縁もあって「子りき」と命名 写真提供/折原みと

こりきは、先代リキ丸と同じように、陽気でやんちゃで食いしん坊。その上、リキよりもずっと甘えっ子。

こりきは、よく笑う犬だった。いつもうれしそうに、ニコニコ顔がゆるんでいる。
人なつっこくて、散歩中、犬の好きそうな人を見つけてはすり寄って行く。
シニアになっても落ちつきがなく、子犬のようにキラキラ楽しそうな目をしていた。

なでられて本当に幸せそうな顔をする 写真提供/折原みと
あまりに幸せそうなので、思わず文字を入れてしまった写真 写真提供/折原みと

こりきとの生活は、幸せで、幸せで。もひとつおまけに幸せで……
だからこそ、こりきが年を重ねるにつれて心配していたのは、「ペットロス」だった。