おカネを貸して「消えた女性」
この人たちも後輩同様にビルを見せられ、洗車場を見せられ、計画を話され、まんまと騙されてしまった人たちだった。
結局は後輩たちは被害者の会を作って、刑事、民事と裁判を起こしたが、後輩は裁判に出席するために韓国に居座ることになったと話していた。
まったく別の話では、こんなこともあった。
韓国を行き来していた折に何度かみんなで食事をして、少し親しくなった女性が、友人が席を外した間にわたしに相談を持ちかけて来た。
聞けば、携帯の支払いができないから、3万円貸して欲しいとのことだった。酒も入っており、また滞在中に返すとの約束で貸したのだが、その時は返済されたのだ。
するとこの女性は、その後も韓国へ行くたびに、借金を頼んでくるようになった。しかも、あの手、この手の理由で金額も少しずつ増えて、最終的に10万円ほどになった頃に連絡が取れない状態になった。