「とびうおクラブ」が育んだもの
逗子には、「とびうおクラブ」という、自然の中で自由に遊ぶクラブがある。
学校から帰ってきた子どもたちが逗子海岸にやってきて、泳いだり砂浜を走ったり、山歩き、素潜り、パドルなどをして楽しんでいるのだ。
月曜から金曜日まで、各曜日ごとにクラスがあり、現在、小1から小6まで、160名近い子どもたちが所属しているという。
3人も、このクラブのメンバーとして、海や山に親しんできた。
そんな環境と日常の中で、自然と「海を守りたい」という気持ちが育まれたのだろう。
逗子海岸では、海を愛する市民たちによるビーチクリーン活動が盛んだ。
子どもたちもビーチクリーンをしている時、ふと、こんな疑問が生まれたという。
「浜に打ち上げられている海藻って、ゴミなの?」

自然のものなのに、ゴミ扱いされている海藻がかわいそう。これを何かに利用できないだろうか?
そう考えた彼らは、海藻のことを調べ始め、海藻由来の様々な商品が開発されていることを知る。
自分たちも、海藻を使って何か作れない……?
