2023.01.04

超進化を遂げるAIイラストの世界…SNSで人気爆発の漫画『サイバーパンク桃太郎』はこうして生まれた

昨夏にTwitterで公開されるや、AIで作られた漫画として大きくバズった『サイバーパンク桃太郎』。AIを使ってイラストを作成するソフトはこれまでも存在していたが、『サイバーパンク桃太郎』が衝撃的だったのは、作成したイラストを使った108ページに渡る中編漫画だったこと。いったい作者であるRootport氏はどんな意図と手順で制作に取り組んでいたのか? AIで漫画を描く未来とはどういうものなのか? 踏み込んで話を聞いた。

AI漫画『サイバーパンク桃太郎』が大ブレイク!

ーー漫画『サイバーパンク桃太郎』を発表されてから約4ヶ月がすぎました。画像生成AIソフトを駆使して作られたという話題性もあり、多くの人に読まれたそうですね。

Rootport:Twitterで去年の8~9月にかけて約6週間かけて発表しました。現在(12月末)は、7.7万いいねを貰っています。1万いいねくらいは貰えるかなと思っていたのですが、想定を超えて多かったです。

漫画『サイバーパンク桃太郎』

ーーそれだけ作品としての質が読者の想像を上回ったのかもしれません。桃太郎という日本人なら誰でも知っているストーリーを、近未来を舞台にしたSFサスペンスアクションとして再構築したところが支持された所以だと思います。

Rootport:最初に思いついたときは50ページくらいの漫画にしようと思っていたのですが、結局108ページになってしまいました。もう少し短くできたなと今は思っています。

  • 『成熟とともに限りある時を生きる』ドミニック・ローホー
  • 『世界で最初に飢えるのは日本』鈴木宣弘
  • 『志望校選びの参考書』矢野耕平
  • 『魚は数をかぞえられるか』バターワース
  • 『神々の復讐』中山茂大