2022.12.31

ペンライトの価格が急騰中…!?推し活の必需品「ペンライト」と「メンバーカラー」の意外な関係をご存知ですか

ペンライトの価格がトレンド入り

「ペンラ4500円」がTwitterのトレンドに入ったのをご存知でしょうか? ジャニーズ事務所のアイドルグループ、関ジャニ∞の「関ジャニ∞ ドームLIVE 18祭」のペンライト「ERライト」の価格が4500円であることに衝撃を受けたファンの投稿をきっかけに、さまざまなコンサートやライブのペンライト事情が投稿されました。

コンサートやライブでペンライトを掲げて応援するスタイルは、ジャニーズに限らず、J-POP、K-POP、アニメなど、さまざまなジャンルに広がっています。カラフルなペンライトは推し活の重要なアイテムであり、推し色のシンボルカラーとなっているようです。

ジャニーズ事務所は所属するアイドルグループのライブツアーの内容に合わせて、うちわ、ペンライトなどのオフィシャルグッズを発売します。ライブで使用するペンライトは、オフィシャルグッズに限定されていますが、どちらかといえば良心的な価格設定で、趣向を凝らしたデザインがファンの心をとらえていました。

関ジャニ∞のペンライトの価格を調べてみると、2013年の「関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX」のオリジナルペンライトは1500円、2015年の「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」のオリジナルペンライトは1600円、2019年の「十五夜」の「応答セヨ!ライト」は1800円というように価格は上昇傾向にありました。2022年の「ERライト」は4500円。価格が2倍以上に高騰した理由は明らかにされていませんが、主に2つの理由があるのではないかと言われています。

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ひとつは、半導体不足です。ペンライトは化学発光させる「ケミカルライト(サイリューム)」と電池で点燈させる「LED(発光ダイオード)」の2つのタイプが普及しています。

ケミカルライトはポリエチレン製のスティックを曲げると、内側のガラスのアンプルが割れて、酸化液と蛍光液の2つの化学物質が化学変化を起こし、蛍光色に発光します。ケミカルライトは、LEDタイプのペンライトに比べると安価なものが多いですが、液体が漏れたり、ガラスの破片で怪我をしたり、ライブ会場で不測の事態が発生することも考えられます。そのため、日本で開催されるコンサートやライブでは、LEDタイプのペンライトが主流となってきています。

LEDタイプのペンライトは半導体デバイスの一種で、LEDは電子の持つエネルギーが直接、光に変換されます。光の三原色である赤色、緑色、青色のLEDを組み合わせることで、あらゆる色を表現することが可能です。

LEDは構造が単純なので大量生産が可能です。日本で流通するLEDタイプのペンライトの多くは、中国やベトナムなどで生産された輸入品です。イベント用のペンライトに用いられるLEDは、最先端の技術を必要とするものではありませんが、米中対立やロシア・ウクライナ情勢などで、半導体全体のサプライチェーン(供給網)が混乱しています。このような社会情勢は、ペンライトの価格に影響を与える一因となっています。

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