2013年にデビューしたBTSのオフィシャルライトスティック(通称アミボム)は、2018年に発売された3代目アミボムから無線制御型になりました。2020年4月に発売された4代目アミボムも無線制御型で、価格は5200円です。近年のK-POPは無線制御型ペンライトが主流で、オフィシャルペンライトの最新型を持っていれば、無線制御によるペンライトの演出に参加することができます。
ジャニーズは従来型のペンライトを使うグループが多いので、ファンは自分の推しのメンバーカラーを点燈させ、ファンサ(ファンサービス)を求めるという使い方をします。無線制御型ペンライトに対して、一部のファンが戸惑いの声を上げるのは、ファンサを求めるという目的を叶えることができないことも要因の一つなのかもしれません。

メンバーカラーとペンライトの関係
日本のアイドルグループは、メンバーカラーをオフィシャルに発表することが多く、ファンの間でメンバーカラーは周知されるようになっています。メンバーカラーは衣装の色と思われがちですが、ペンライトを持って応援するスタイルが普及するにつれて、メンバーカラーはペンライトの色と結びつきが強くなりました。
例えば、今年デビューを果たしたTravis Japanは、デビューシングル「JUST DANCE!」のメンカラ(メンバーカラー)衣装が新鮮だと話題になりました。ここ数年デビューしたグループは、なにわ男子の「初心LOVE」はピンク、Snow Man「D.D.」は白、SixTONESの「Imitation Rain」は黒というように、楽曲のイメージに合わせた衣装を着用しており、アイドルグループがメンバーカラーの衣装を着用する機会は少なくなっています。
K-POPはメンバーカラーを決めないグループもありますが、日本人メンバーで構成されるNiziU(JYPエンターテインメント)やJO1(LAPONEエンタテインメント)などはメンバーカラーを決めています。