125社の総称「伊勢神宮」のまわり方
1. 順番を守ってお参りする。
「伊勢神宮」というのは、五十鈴川のほとりにある内宮(ないくう)こと、皇大神宮(こうたいじんぐう)と伊勢市駅の近くにある外宮(げくう)こと、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)を中心とし、伊勢市とその周辺にある125社の総称だ。
内宮に祀られている天照大御神は、八百万の神々の中でも、最も尊いとされる太陽を祀る女神。
豊受大御神(とようけのおおみかみ)は、天照大御神の食事の世話をする女神。食物と衣食住、蓬莱の神様だ。
伊勢神宮を参拝するときは、まず外宮、そして内宮というのが、正式な順番と言われている。

もっと順番にこだわるのなら、伊勢市街から8kmほどはなれた二見浦にある「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)からスタートするのが本格的。
この二見浦は、古くはお伊勢参りの旅人が、「禊」を行い、俗世の汚れを落とした場所だったからだ。
青々とした海に仲良く並んでいる大小の岩は「夫婦岩」。

縁結びの象徴として知られているが、実は沖合に沈む霊石と、東の空から昇る朝日を拝する鳥居としての役割も果たしているそうだ。
いわば、伊勢神宮の玄関口。
清々しく力強い「気」を感じることができるパワースポットなので、おススメだ。
それに、せっかくなら参拝の順序も古式にのっとるほうが、神さまからいただくパワーも倍増するかも……!?
