三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮は日本の神社のトップオブトップ。
ここに祀られているのは、日本人の総氏神にして、皇室の御祖神とも言われる「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」だ。
天照大御神を祀る神社は日本全国に数多くあるが、伊勢の神宮は、その頂点に位置しており、日本最高の聖地であり、最強のパワースポットといえる。

漫画家で小説家の折原みとさんは、2019年に初めて伊勢神宮に参拝。そして2022年10月には伊勢市の企画に応募して10日間伊勢神宮に通うという経験をした。

そこで学んだ「上級者になれるお伊勢参り」をお伝えする前編では、125の神社からなる伊勢神宮のまわり方の、基本3つのポイントをお伝えした。
後編では、さらに、初めての人でも上級者的な参拝のできるポイントの続きをお届けする。

 

「ここは行くといい」と必ずおススメされるお宮とは

4 お気に入りのお宮を見つける

「前編」でご説明したように、「伊勢神宮」というのは「内宮(ないくう)」こと「皇大神宮(こうだいじんぐう)」「外宮(げくう)」こと「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」を中心とし、伊勢市をその周辺にある125社の総称だ。

外宮と内宮を参拝するだけでも半日はかかるくらいだが、時間に余裕があれば、ぜひ別宮にも足を運んでいただきたい。

「別宮(べつぐう)」とは、正宮(本宮)に対する別宮(わけのみや)であり、正宮につぐ重要なお宮のこと。 
外宮には4所、内宮には10所、あわせて14所の別宮がある。

地元の方や、伊勢に詳しい方に話を聞くと、必ずといっていいほど「ここは行くといい!」とおススメされるのが、度会郡大紀町に鎮座する「瀧原宮(たきはらのみや)」だ。
内宮の別宮で、古くから「遙宮(とおのみや)」として尊ばれているという。

静けさに包まれた、早朝の瀧原宮 撮影/折原みと

「瀧原宮」、「瀧原竝宮(たきはらならびのみや)」の2宮が並んでいて、天照大御神と天照大御神の荒御魂(あらみたま)がお祀りされている。

深い森に囲まれた神域には頓登川(とんどがわ)という清流が流れ、御手洗場(みたらしば)となっている立地は内宮と似ていて、「ミニ内宮」と呼ばれることもあるそうだ。

伊勢市内からは車で40分ほど。
電車だと、JR伊勢駅から電車を乗り継ぎ1時間以上。最寄りの紀勢本線瀧原駅から徒歩15分と、なかなかにハードルの高い場所だ。