2023.01.08
# 競艇
一流ボートレーサー逮捕の再来か…「証拠もある」不正が疑われるレーサーの元妻が衝撃告白
テレビCMの放映などで競艇はイメージアップに成功しているかのように見える。だが、最高売上も達成した裏でレース不正の噂も後を絶たない。前編記事『史上最高売上を達成の裏で…ボートレース界を襲う八百長スキャンダルの「深すぎる闇」 』に続き、競艇界の汚染を告発する。
競艇を襲った八百長スキャンダル
競艇界が「八百長問題」の激震に見舞われたのは、2020年のことである。
同年1月8日、名古屋地検特捜部は元競艇選手の西川昌希(当時29歳)と、西川の親族で元弘道会系組員だった増川遵(同53歳)をモーターボート競走法違反の疑いで逮捕した。
西川は自身が出走するレースで故意に着順を落とし、増川が西川を外した舟券を買うという手法で、2人は3年半の間に5億円以上もの利益を得ていた。懲役3年の実刑判決が確定した西川は現在、受刑者となっている。

当時、競走会は「西川以外の不正はない」と断言したが、西川は逮捕後に出版した手記『競艇と暴力団』のなかで「自分以外にも不正はあった」と明言。これに対し、競走会は「法的措置を検討する」とコメントしたが、結局、措置は取られずじまいだった。
西川事件を教訓に、不正の撲滅を誓ったはずの競艇界。だが、最近の「悪い噂」は先のA選手に関するレースだけではない。