ホッキョクグマなら死を覚悟
アメリカの格言の一つに、「(クマの毛色が)茶色なら伏せろ。黒かったらやり返せ。白かったら、おやすみなさい…」 (“if it’s brown lay down, if it’s black fight back, if it’s white goodnight..“)というものがある。どういう意味なのか。
茶色いクマ、これはヒグマのことだ。大きさは中型。ヒグマは、元来人間を襲わない動物とされている。もしヒグマに襲われたら死んだふりをすればよい。横になって仕舞えば、ヒグマはあなたをご馳走と見ることもなく、興味を無くし、去っていく。
黒いクマ。これはアメリカクロクマを指し、人間を恐れていない小さなクマだ。人間を殺し、食べることがあると言われている。小さいので、襲ってきても人間にも反撃のチャンスがあるという。その際は、目を狙う。森で視力を失うと生命の危険にされされるので、目を攻撃されるのを極端に嫌うとされている。
最後の白いクマ。これはホッキョクグマだ。ホッキョクグマは巨大で、人間を恐れず、食べ物だと見ているときがある。銃器や熊よけスプレーがないと撃退できないし、単純に食べられてしまうので死んだふりもできない。もし捕まってしまえば、十中八九は死ぬーーつまり、「おやすみなさい」ということだ。
クマがよく生息するアラスカなどではよく知られた格言だ。ヒグマは黒かったり、クロクマが、茶色になることもあるというので、茶色いクマだと思って、死んだふりをしてもそのまま殺される可能性があるので注意が必要だ。