ガーシーがオワコン化しても新たな“ガーシー”が出る?…俗悪な“暴露系”に変えてしまう「ネット正義感」の正体

ガーシーの暴露系の価値は尽きた

NHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員が、動画投稿サイトで著名人を繰り返し脅迫する内容を配信したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損容疑などで警視庁から捜査されている。複数の著名人からの告訴で、昨年末から任意の事情聴取も要請され、ついには広告収入を管理する関係先などの家宅捜索があったことも報じられた。

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ガーシー議員はいわゆる「暴露系ユーチューバー」で、もとは芸能人に遊び相手を紹介(アテンド)するアテンダーと呼ばれる役割をしていた。その経験から芸能人の私生活を暴露するようになり、動画サイトで再生回数を伸ばして広告収入を得ていた。ある意味、芸能マスコミの強力ライバルにもなりえたが、取材力があるわけではないから新たなネタを生み出せず、早々にネタ切れを起こしてそれを埋めるために真偽不明のトラブルを起こしたり、芸能人を脅すような過激な話を持ち出したりするなど方向性が変わっていた。

芸能人の私生活を明かす点では同じ芸能マスコミだが、こちらは責任所在をハッキリさせて一定のリスクを負って情報を出しているが、ガーシー議員の場合は、違法性に問われる線引きがなく、メディアでのアカウント停止などもあった。

もっとも、違法性の認識があったからこそ、一般人より追及されにくい国会議員の立場を手に入れ、ドバイに滞在したまま帰国しないという雲隠れの手段をとっていたわけだが、いずれにしても暴露系としての寿命は尽きてしまっている。

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