新年早々、韓国の中年男性たちが「ノージャパン」を棄てて『スラムダンク』に熱狂している理由
劇場版スラムダンクが大ヒット中
90年代、韓国の青少年の間で絶大な人気を誇った日本漫画『スラムダンク』が、約30年を経た今年の年明けから再び旋風を巻き起こしている。1月4日に公開された劇場版アニメ『ザ・ファースト・スラムダンク』が大きな反響を呼び、観客動員100万人を目前にしているのだ。
日本のテレビアニメシリーズが韓国の劇場街で観客動員100万人を突破するのは2021年1月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』以来2回目のことだ。

共に民主党の支持者が集まるコミュニティ・サイトで、文在寅政権下の「ノージャパン」運動の発祥地でもある「クリーン」では、『ザ・ファースト・スラムダンク』の公開を契機に連日熱い論争が繰り広げられている。
同サイトの主なユーザーとなる30代〜40代の男性は学生時代に漫画やテレビアニメなどで『スラムダンク』を見て育った世代。彼らが『ザ・ファースト・スラムダンク』の称賛コメントを数多く投稿したことが、いまだノージャパン運動を続けているユーザーたちの機嫌を損なったからだ。