冬本番、ますます冷え込みの厳しい季節になってきました。

寒さを凌ぐためには防寒対策が必須です。でも、ひとくちに防寒対策と言っても色々な暖房家電があります。どのような方法で暖房するのがコストを一番節約できるのでしょうか。そこで今回は、おすすめの寒さ対策を費用対効果という点から一緒に考えていきましょう。

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もっともコスパのよい暖房家電は?

皆さんは、ご家庭でどのような暖房家電を使っていますか?

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一昔前であれば、ガスファンヒーターや石油ストーブなどを使っている、という人も少なくありませんでしたが、今はエアコンを始め、電気ファンヒーターや電気ストーブ、オイルヒーターなど、電気によって暖房する家電を使っているという人が主流なのではないでしょうか。

でもご存じの通り、2021年9月以降、電気代は値上がりの一途を辿っています。そのため、寒い寒いと思いながらも、こうした暖房家電を使うのをためらったり、エアコンの使用を控えるために赤外線ストーブなど狭い範囲だけを温める暖房家電の購入を検討したり……といった人もいるかもしれません。

では実際のところ、こうした暖房家電の中でもっともコスパのよいのはどれなのでしょうか?

エアコン、電気ファンヒーターや電気ストーブ、オイルヒーターの4つで比較をすると、一般的にもっともコスパがよいとされているのが電気ストーブです。型式や仕様などにもよるものの、電気代は1時間あたり約10~20円とされています。

電気ストーブの最大の強みは、スイッチを入れてから暖房が始まるまでの時間が短く、なおかつ近くにいればすぐに暖かさを感じられること。「帰宅後すぐに暖まりたい」といった場合にありがたい存在です。

そして、電気ストーブと並んでコスパがよいのが、エアコンです。電気ストーブ以上に型式による差があるものの、1時間あたり約5~25円の電気代がかかるとされています。ただし、電気ストーブと違って部屋全体が暖まるまで時間がかかるのが難点ですが、就寝時も自動運転にしておけるので昼間から夜中まで快適に過ごすには心強い暖房家電と言えますね。

ちなみに、エアコンの電気代は、使い方でも大きく異なります。もっとも影響があるのは設定温度。設定温度が1度違うだけで、電気代は10~13%変動するといわれています。暖房の場合、目安となる設定温度は20度。「寒いから設定温度を上げよう」というだけでなく、設定温度を意識して調節するだけで電気代の大幅な節約につながります。