2023.01.19

「人口減少」と「男子あまり」に苦しむ中国…この国でこれから起きる「二つのシナリオ」を考える

近藤 大介 プロフィール

そのため中国人には一般に、国際結婚に対する拒否感のようなものがない。

特に若い「一人っ子世代」は、他国の若者ともスマホという「共通言語」があるので、国境のカベを容易に飛び越えてしまう。今後、AIの通訳機能が発達していけば、言語のカベもなくなるだろう。

アフリカ女性を妻に

中国の農村部では、すでに国際結婚ラッシュが始まっている。

「中国版グーグル」の検索サイトのバイドゥ(百度)で、中国農村部の外国人妻の写真を検索すると、1万2192枚もヒットした。

特に、ケニア人女性、タンザニア人女性など、農村の中国人男性がアフリカ人女性と結婚するケースが急増していることが分かる。

確かに、アフリカ大陸には中国人が約100万人も居住しており、「チャイナフリカ」という言葉もあるほどだ。

2009年以降、中国は一貫して、アフリカ大陸最大の貿易相手国である。そのような中国とアフリカの蜜月関係が続く限り、今後、中国人とアフリカ人との結婚は増えていくだろう。

『広州日報』(2013年9月17日付)は、タンザニア発で、次のように報じている。

タイトルは、「アフリカ人女性が最も憧れるのは中国人男性 3人生んでも大丈夫」。

〈いまや多くの中国人が、アフリカでゴールド・ハンターとなっている。そんな中で、現地に定住して、アフリカ人女性との家庭を営む人々がいる。

もしくは中国人女性が、アフリカ人男性の猛アタックを受けて、嫁ぐケースもある。

「アフリカ美人」を娶った中国人ゴールド・ハンターたちの言によれば、アフリカ人女性が最も結婚したがっているのが、中国人男性なのだという〉

将来は「アフリカ系中国人」という人々も、普通に目にするようになるかもしれない。