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小林さやかのコロンビア教育大学院・留学日
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ビリギャル×恩師対談 「子どもが勉強しない」と悩む大人に伝えたいこと
2023.01.25

『ビリギャルチャンネル』対談・前編

ビリギャル×恩師対談 「子どもが勉強しない」と悩む大人に伝えたいこと

ベストセラーになった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信孝/KADOKAWA)のモデルになった、ビリギャル本人である小林さやかさんが、昨年『ビリギャルが、またビリになった日 勉強が大嫌いだった私が、34歳で米国名門大学院に行くまで』を上梓した。小林さんは偏差値30台から慶應義塾大学に合格し、現在は米国のコロンビア大学教育大学院に留学中だ。挫折を繰り返しながらも名門校に合格した小林さん本人が書き下ろした本作は、発売1ヶ月で重版がかかるなどすでに話題になっているが、本格的に受験シーズンとなった今、改めて多くの人に読んで欲しい1冊だ。

本記事は、小林さんと、恩師の坪田信貴先生が共同運営しているYouTubeチャンネル『ビリギャル チャンネル』にて書籍『ビリギャルが、またビリになった日』発売記念として配信されたライブ『お久しぶり!坪田先生とさやかでYouTube Liveやります!!』を起こし、再編している。

現在、小林さんはNY在住のため、ライブは日本とアメリカをまたいで行われたが、二人の“教育”への熱い想いが伝わってくる1時間半だった。 “アメリカへの大学院留学を決めた理由”をはじめ、小林さん自身のお話や、教育に対する考え、ライブ中に投げかけられた視聴者からの質問・相談への回答を、前後編に分けてお伝えする。

子どもたちを取り巻く大人の考え方を変えたい!

坪田:さて、今回さやかちゃんが出した『ビリギャルが、またビリになった日』についての話ですが、なぜこれを出そうと思ったの? どんな人に読んでほしい?

小林:この本は、2019年に書いた『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』という本をリライトしたものなんですが、『キラッキラ〜』を書いた当時は、後輩たち(子ども・学生)に読んでほしいと思って書いていたんです。「あんたたちは出来るよ!大丈夫!!天才だよ!!!」っていう感じで。文章もあえて語り口調で書いていました。

『ビリギャルが、またビリになった日』小林さやか/講談社

でもそれから4年間のあいだに、教育学の研究がしたくて大学院で修士号とったり(聖心女子大学人間科学専攻修士課程修了)、講演活動をしていく中で「子どもや学生にメッセージを伝えるだけじゃ何も変わらないのかもしれない」と強く感じ始めました。子どもたちを育てる側の、大人の環境が整っていない。子どもたちがやる気になっても、それを伸ばすための大人によるサポートが無い現実が多いということです。

例として“なんで私が成功出来たのか?”っていうと、まず一つ目は、坪田先生がいたから。そもそも先生に出会わなかったら大学へ行く意味を見つけられなかっただろうから、高卒だったと思いますし。そして二つ目は、お母さんの存在。「さやちゃんすごいよ~!さやちゃんが決めたことが大正解だよ~!」ってね、結果がどうであれ、私が決めたことならすべて喜んでくれる母=私が認めてもらえる環境を、いつもつくってくれていました。

私はそんなふうに大人にサポートしてもらえる環境で育ったから、坪田先生に「きみ、東大行ったら」「慶應いったら」と言われたときに「東大興味ないけど慶應行きたい」って、堂々と言える私がいたんですよね。

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AUTHOR
細川 麻衣子

出版社で10年以上の編集者経験を経て、現在はフリーの編集ライター。男の子2人の母。

 

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