2023.01.21

人口減少が始まった中国、2050年には「独居老人1億人」の社会を迎えているかもしれない

ついに中国の人口が減少に転じた。

世界中の国々がこの「巨像」の動向を注視している。

13億という巨大な人口を抱えるこの国で、今後、どのように人口が減っていくのか。そして、それは中国社会にいったいどのような影響を与えるのか。

2018年の段階で中国の人口問題に光を当てていた『未来の中国年表』より一部を抜粋、編集し、この深刻な問題の本質に迫る。

以下で焦点を当てるのは、「高齢化」だ。

同書の著者であり、中国ウォッチャーとして知られ、著書やテレビ出演も多い近藤大介氏は、中国の人口問題をどう見るか。

未来の中国年表

想像を絶する世界

実際、中国では、すでに高齢化問題が深刻化になり始めている。

中国人民大学中国調査データセンターは、2014年5月から11月にかけて、全国28地域で、60歳以上の高齢者1万1511人を対象に、詳細な生活調査を実施。その結果を、『2014年中国老年社会追求調査』レポートにまとめている。

調査の一つとして、日常の10項目の行為を、「他人の手を借りずにできる」「一部の助けが必要」「一人ではまったくできない」に3分類した。

10項目とは、電話する、櫛で髪をとかす(女性は化粧する)、階段を上下移動する、街中を歩く、公共交通機関に乗る、買い物する、自分の財産を管理する、体重を量る、料理を作る、家事を行うである。