【全エリア実名】全国で起こるM8以上地震「危険度マップ」東京では19万棟が倒壊、帰宅困難者750万人

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桜島と阿蘇山も活発化

'16年に熊本を襲った悲劇が繰り返される恐れもある。熊本地震は布田川断層がズレたことが原因だ。それとは別にまだ多くの活断層があり、南海トラフ地震に連動して「第二の熊本地震」が起きるかもしれない。

「熊本城の西側はもともと海でした。低地で地盤が軟弱なので、地震の被害が大きくなりやすい。また、地震によって桜島や阿蘇山の火山活動がより活発になる恐れもあります」(前出・高橋氏)

内陸型地震で忘れてならないのが、南関東域を震源とする首都直下地震だ。東京都心部だけでも7つの活断層があり、メガ連動大地震のひとつとして東京大震災が発生しても不思議ではない。

東京都防災会議が'22年に発表した被害想定によれば、揺れや火災によって19万4431棟もの家屋が焼失、倒壊する。死者は6148人、帰宅困難者・避難者は752万人にのぼるという。

2018年9月8日、北海道・札幌、マグニチュード6.7 Photo by Carl Court Getty Images
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東京都南部を震源とした場合、被害は横浜などにも及ぶ。横浜は市役所や商業ビルが立ち並ぶ中区の地盤が軟らかく、揺れが増幅されやすい。さらに、最大3~4mの津波が押し寄せる可能性もある。

南海トラフ地震に連動するのは、内陸型地震だけとは限らない。改めて、日本が4つのせめぎ合うプレートの上にある島国であることを思い出してほしい。南海トラフ地震の原因となるフィリピン海プレートの跳ね上がりは、隣接するプレートに確実に影響を与える。

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