2023.01.23

【スペシャル対談】脚本家・小林靖子×『仮面ライダーオーズ』主演・渡部秀「終末、ディストピア」の世界を語る!

『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダーオーズ/OOO』『侍戦隊シンケンジャー』特撮作品や、『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』『どろろ』といったアニメ作品の脚本・シリーズ構成を多数手がけてきた脚本家の小林靖子さん。

小林さんは現在、漫画配信サイト「コミックDAYS」にて連載中の漫画『断罪六区』の原作を担当し、新たな挑戦を続けています。本記事では、『断罪六区』第1巻の発売を記念し、小林さんがメインライターを務めた『仮面ライダーオーズ/OOO』(以下『オーズ』)で主人公・火野映司を演じた渡部秀さんとの対談をお届け!

もともと漫画好きだという渡部さんと、『断罪六区』のことから当時の思い出話まで、さまざまに語ってもらいました。

【『断罪六区』ってどんな物語?】人を死に至らしめた者には、いかなる事情があっても「死刑」が宣告される世界。彼らが収容される「刑務街第六区」という街では、ある奇妙な経済体制が敷かれていた。死刑までの執行猶予期間は通貨で取り引きされ、誰もが寿命を長らえることに必死だったのだ。今日も六区には「汽車」で新たな囚人が送り込まれてくる。その中に、一人の僧侶の姿があった。自らを「教誨師」と名乗る男・ユウシンは、過去に経験した事件から、この街と制度に疑義を抱いていた。ユウシンと老いた死刑囚が対峙している中、刀を携えたクノジと呼ばれる男が現れる。ユウシンから、「死刑執行人」と呼ばれた彼の正体は…
『断罪六区』(漫画:ののやまさき 原作:小林靖子)単行本第1巻が1月23日より発売!

アナログとデジタルが「融合」する世界

渡部:靖子さんと、こういう場で、一対一でお話しするのって初めてじゃないですか?

小林:そうですね、私は『オーズ』で対談するときは、武部(直美)プロデューサーと一緒のことが多かったですし。前回お会いしたのは、一年半くらい前でしたっけ?

渡部:そうです。その時は武部さんも一緒でしたね。

渡部秀さんと小林靖子さん

ーー『断罪六区』の企画が最初に動き始めたのは、その『オーズ』最終回の直前でした。

渡部:じゃあもう12年くらい前…。

小林:うわぁ(笑)時間かかっちゃいましたね。

ーーまず、渡部さん、読んだご感想を伺えますか?

渡部:すごくワクワクする設定で、すぐに最新話まで読んでしまいました。僕、結構「終末もの」というか、ディストピアものが好きなんですよ。

小林:えっ、意外。

『断罪六区』(漫画:ののやまさき 原作:小林靖子)

渡部:普段の生活と繋がる面もありつつ、何かが違う世界…映画の『バトル・ロワイアル』(2000年)とかも好きだったんです。だから、こういう設定って大好きで。服装やツールにしても、アナログなものと、近未来のデジタルが入り乱れていて、読んでいて楽しいです。靖子さんが原作をしている、ということでフィルターをかけてしまっているのかもしれないんですが、「こういう街並み、靖子さん好きだよなぁ」って思って(笑)

小林:ちょっと時代劇チックな(笑)

渡部:あとは、自分がこの中で演じるとしたら誰だろう、とか、実写にするときはどういう風に作るんだろうな、と想像を膨らませながら読んでいました。

ーーその点はお伺いしようと思っていたところでもありました。ご自身が演じるとしたら、作品の中ではどのキャラをやってみたいですか?

渡部:選べるのであれば、ユウシンです。彼は本当に演じてみたいキャラクターですね。

小林:今まで秀君が演じてきたキャラクターと、ちょっと違うよね。

自らを「教誨師」と名乗る僧侶・ユウシン。彼が断罪六区に来た真の目的とは――。『断罪六区』(漫画:ののやまさき 原作:小林靖子)

渡部:そうですね。どちらかというと、クノジ的な、世捨て人というか、達観した役が多かったので。ユウシンは、年齢はいくつくらいなんですか?

小林:30半ばですね。

渡部:じゃあまさに、今後の僕にピッタリじゃないですか。『断罪六区』が実写化するなら、人には渡したくない役ですね(一同笑)。

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